カーボンニュートラルオンラインセミナーを開催しました!
2月1日(木)にSDGsウィークの一環で「カーボンニュートラルオンラインセミナー」をZoomで開催しました。
このセミナーは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた背景やカーボンニュートラルの基礎知識、企業の先行事例についてわかりやすく解説するものです。
第一部では、株式会社ふるサポ代表取締役であり、一般社団法人SDGs・ESG経営コンソーシアム理事の中島達朗氏による講演が行われました。カーボンニュートラルの基礎的な知識だけでなく、企業がカーボンニュートラルに取り組まなければいけない理由や企業の先行事例について紹介してくださいました。
第二部では、一般社団法人富山ふるさと省エネ協会の九里桜子氏による講演が行われました。家庭での省エネの取り組み方や事務所や工場での取り組み方などを紹介してくださり、企業が省エネに取り組む手段として、省エネ診断についてもご紹介いただけました。空気漏れや溶解ポッドに蓋をするだけで年間に100万円以上費用を削減できることもあるそうです。
参加者からは「今後、企業としてどのように取り組んでいったら良いか考えていきたいと思います。また、この様なセミナーがあれば参加して、見識を深めていきたいと感じました。」といった意見などカーボンニュートラルに取り組んでいきたいという意見を多数いただきました。
今後もチームとやましでは脱炭素につながるイベントや、地球温暖化対策に取り組んでいきます。イベント情報は、市広報やチームとやましホームページ及びFacebookなどで随時お知らせします。
ご質問もいただきましたので、中島達朗氏にご回答いただきました。
Q すべての人がカーボンニュートラルを実践したとしても二酸化炭素排出量が吸収量を下回るのは難しいのではないか。
A 確かにIPCC「気候変動に関する政府間パネル」の第6次評価報告書(AR6)によれば、このまま温暖化ガスが減少しないなら、パリ協定の目標である1.5℃をオーバーシュート(超え)し、人類に深刻な被害をもたらすと警鐘を鳴らしています。
一方、本報告書では、排出量の削減を10年以上持続している国が増加しているなど各国政府の努力も現れはじめ、2030年のCO2排出量を半減する対策オプションは存在するとしています。一度、この報告書を環境省や経済学部のホームページなどでご確認ください。また「吸収」については、地下に貯留する技術、CCS (Carbon dioxide Capture andStorage)などの開発も世界で進んでいます。我が国でも苫小牧市で実証実験が実施されました。このCCSについても調べてみてください。